私は2年ほど前から生きかたを変えた。
それまで人生とは舵のない船だと思っていた。
辿り着きたい場所があり、出会う人、環境によって助けられたり、または阻まれたり、
いつのまにか別の場所に向かって進んでいたりと予測できないことが多々ある。
ゆえに、向かってくる波風をどう受けるか、どう流すかによって自身の方向性がきまるものだと。。。
しかし、その考えを180度ひっくり返す言葉に出会う。
引き寄せの法則だ。
最近ではメディアで聞くことも珍しくない言葉になった。
簡単に説明すると
自分の身の回りのありとあらゆるものは全て自分が引き寄せているという考え方。
好きな人、嫌いな人、幸、不幸、予想だにしない出来事でさえも自ら引き寄せているというのだ。
ではどうやって引き寄せているか、
そこで出てくるのが周波数だ。
周波数=感情や思い浮かべていることであり、その波長に合った人が引き付けられる。
類は友を呼ぶとはよくいったものだ。
だがここである疑問を抱く。
「せんせ~!ぼく嫌いな人なんかよんでませ~~ん」
うん、実に君の言いたいことはわかる。もっともだ。
この世界のものを自分が引き寄せているとしたら誰だって嫌いな人や不幸などお呼びじゃあない。
しかし、好きな人と同じくらい嫌いな人というのは無意識に考えてしまっている。
「あの人とは離れた席に座ろう」だとか
「あの人今日来なければいいのに」という思考そのものがその人を呼び寄せているわけだ。
ならばどうしたらいいのだろう。
答えは簡単、悪いことの入る余地がないくらいハッピーなことで頭の中を埋め尽くせばいいのだ。
言うのは簡単だがやってみると絶望的に難しい。
良いことを考えていても人とぶつかったり、何か失敗をしただけで周波数が乱れてしまう。
ノイズとの戦い、ここが踏ん張りどころである。
私は2年前、自分の中の柱が折れたとき、この引き寄せの法則にしがみついた。
最初はまったく実感がないのだが、少しずつ少しずつ世界が、自分が変わっていった。
軌道に乗ってしまえば認めざるをえなくなる。
そのときはもう
世界は君のものだ。
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